奈良県警、健診データ捜査 男児餓死 育児放棄期間特定へ (産経新聞)

 奈良県桜井市の男児餓死事件で、県警が、保護責任者遺棄致死容疑で逮捕した会社員、吉田博(35)と妻のパート従業員、眞朱(26)両容疑者が死亡した長男、智樹ちゃん(5)の育児を放棄(ネグレクト)した期間の特定に向け、乳幼児健診のデータなどを調べていることが6日、捜査関係者への取材で分かった。死亡時の智樹ちゃんの身長は2歳児並みで、育児放棄は逮捕容疑の直近の約2カ月にとどまらず、長期間にわたっていた可能性が強いとみている。

 県警の調べでは、眞朱容疑者らは逮捕時、「今年1月から食事を1日1食程度しか与えていなかった」などと供述。ところが、死亡時の智樹ちゃんの身長は標準より25〜30センチ低い85センチ。厚生労働省が公表している2歳〜2歳半の男児の平均身長(平成12年で87・1センチ)に近かった。

 また、眞朱容疑者は、長女(3)が生まれたころから智樹ちゃんの顔を殴るなどの暴力を振るっていたことを取り調べで認めているほか、1歳6カ月以降の乳幼児健診を、桜井市の催促を拒否して受けさせていなかった。

 このため県警は、智樹ちゃんは眞朱容疑者らの供述よりも長期間、十分な食事を与えられない状態が続き、成長が遅れた可能性が強いと判断。智樹ちゃんが受診した生後10カ月までの乳幼児健診のデータなどを調べ、ネグレクトの期間の特定を急ぐ。

【関連記事】
奈良の男児餓死事件 両親泣きじゃくり後悔
祖父母にうそつき面会させず 「長男、夫と遊びに」
奈良の男児餓死で「不仲の夫と似ている長男が憎らしく…」
餓死の5歳児、1日1食のみ 体重6キロで健診も受けず
5歳長男が餓死 虐待死で両親逮捕 奈良県桜井市

芸能プロ社長に有罪=3億円脱税−東京地裁(時事通信)
キャンピングカーでプチ旅行 釣りや天体観測…コスト抑え手軽に(産経新聞)
引きずり死初公判 被告、殺意を否認 大阪地裁 「車止めていれば」謝罪 (産経新聞)
地域主権戦略会議 大阪・橋下知事が改革案を提示「都市間競争の時代」(産経新聞)
夫に執行猶予判決=難病長男の命絶った妻殺害−横浜地裁(時事通信)

予算案で菅財務相、公共事業依存からの脱却強調 参院予算委(産経新聞)

 参院予算委員会は5日午前、鳩山由紀夫首相と関係閣僚が出席して平成22年度予算案に関する一般質疑を行った。菅直人副総理・財務相は予算案について「従来の予算が公共事業に依存して景気対策にあたっていたのを『国民生活が第一』の理念で大きく組み替えた」と述べ、自公政権時代の予算との違いを強調した。

 民主党の大島九州男氏の質問への答弁。この後、自民党の佐藤正久氏が米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題を中心に首相の見解をただす。自民党の衛藤晟一氏は北海道教職員組合(北教組)幹部による政治資金規正法違反事件など「政治とカネ」の問題を追及する。

【関連記事】
公共事業の入札、技術評価を企業に通知 透明性向上で国交相
“参院民主の乱” 「公共事業止めるな」 子ども手当「評判悪い」
予算案衆院通過 利益誘導政治を憂慮する
「切れ目ない景気対策」…浮揚効果は? 来年度予算の年度内成立が確定
余裕ない地方財政 21年度の経常収支比率は92・8%

水木さん生家も妖怪観光の名物に…案内標柱設置(読売新聞)
<母子殺傷>38歳被告、改めて無罪主張 札幌で第5回公判(毎日新聞)
事務機器入札、空自隊員が官製談合(読売新聞)
沖縄密約「補償費肩代わり」外務省委認定へ(読売新聞)
<普天間移設>米大使「現行案がベスト」 平野長官らと会談(毎日新聞)

<売上高水増し>容疑のニイウスコー元会長ら2人再逮捕(毎日新聞)

 システム開発会社「ニイウスコー」(民事再生手続き中)の巨額粉飾事件で、横浜地検は3日、06年6月期決算で売上高約129億円を水増ししたとして証券取引法違反罪で同日起訴した元会長の末貞郁夫(62)=横浜市青葉区=と元副会長の大村紘一(68)=神奈川県藤沢市=の2被告を同法違反容疑で再逮捕した。

 容疑は05年6月期決算で売上高を約121億円水増しした有価証券届出書を提出するなどとしており、06年6月期分と合わせ粉飾額は約250億円、不正取引は二十数件に上るという。地検と証券取引等監視委員会は、転売した自社商品を買い戻して売上高を水増しする「循環取引」などを末貞容疑者が主導、大村容疑者が部下に指示していたとみている。【池田知広】

【関連ニュース】
ニイウスコー:元会長ら再逮捕へ 05年決算も粉飾容疑
ニイウスコー:循環取引に約30社介在 不正隠ぺい狙う?
証取法違反:売上高水増し容疑で元会長ら逮捕…横浜地検
システム会社不正取引:元会長ら強制捜査へ 横浜地検など
ニイウスコー粉飾決算:元会長ら再逮捕へ 05年決算も粉飾容疑−−横浜地検

ケイト・ウィンスレット
外国人参政権法案の政府提出は困難 原口総務相ら(産経新聞)
雷電神社 (宇都宮市)
ヒューストン
青空の果て

<08年水害>被害額は1660億円(毎日新聞)

 国土交通省は26日、08年の水害被害額をまとめた。7〜8月、金沢市の浅野川がはんらんし、愛知県岡崎市で1時間雨量が観測史上1位を更新するなど局地的な豪雨が頻発したが、台風が8年ぶりに上陸しなかったため、被害額は約1660億円と99年以降では最少となった。

 まとめによると、家屋や農作物などの被害が約1018億円、堤防や道路などの公共土木施設の被害が約606億円。死傷者は94人、建物被害は3万8418棟だった。被害額が多いのは愛知約495億円、富山約158億円、石川約118億円など。うち、岡崎市約228億円、金沢市約111億円で、市町村別の被害額上位10位のうち八つを東海北陸地方が占めた。

【関連ニュース】
警報・注意報:気象庁、5月27日から市区町村単位で発表
2030年の日本、被害年1兆円増--14機関共同研究
台風9号 各地で大きな被害
山口豪雨:土砂災害で被害相次ぐ
クローズアップ2009:梅雨前線、日本列島に停滞 「異常」招く気圧の谷(2/4ページ)

「政治とカネ」の説明大事=平野官房長官(時事通信)
Aiの保険収載を望む専門医が75%―救急医学会(医療介護CBニュース)
高校生就職内定率74・8%、下落幅は過去最悪(読売新聞)
<衆院予算委>後期高齢者医療で上げ幅抑制を示唆 厚労相(毎日新聞)
PMDAの在り方「仕分けしたい」―民主党・尾立氏(医療介護CBニュース)

鳩山首相「韓国の活躍もお祝いしたい」(産経新聞)

 鳩山由紀夫首相は26日夜、バンクーバー五輪フィギュアスケート女子で浅田真央選手が銀メダルを獲得したものの、韓国の金妍児選手に敗れたことについて「韓国、強いね。韓国のめざましい活躍もお祝いしたい」と述べた。首相官邸でで記者団の質問に答えた。

 ぶら下がり取材の詳細は以下の通り。

【フィギュア】

 −−バンクーバー五輪で金選手が金メダル、浅田選手は銀メダル。その他も日本人選手の健闘が目立つ結果になったが、どのようにごらんになったか

 「浅田真央選手おめでとう。あの、男女ともフィギュアは6人全員入賞だってうかがいました。すばらしい快挙だな。そう思います。ま、金妍児選手は圧倒的に強かったという話ですから、私は銀メダルすばらしかったと。国民挙げて喜び合いたいと思います。やはり、冬のオリンピックのある意味での目玉ですからね。国民の多くが期待していたと思います。素直におめでとうと申しあげたいですね」

 −−日韓でスポーツでさわやかに競い合ったという点に関しては

 「韓国、強いね。ええ。あの、韓国のめざましい活躍もお祝い申し上げたいと思いますが、私は日韓でこういった冬のオリンピックを盛り上げるということは、これは日本と韓国にとっても大変すばらしいんじゃないかなと。お互いに競い合うということはね、大事なことですから、よかったんじゃないでしょうか。今度は、でも、それは日本が勝つぞという、ある意味で、さらに意欲がわくんじゃないでしょうか」

【米軍普天間飛行場】

 −−変わって米軍普天間飛行場移設問題だが…

 「急にまた…」

 −−国民新党や防衛相から辺野古陸上案に関する発言が相次いだことで、沖縄県議会では県内移設反対の意見書が可決されたり、今日は仲井真弘多知事が県内はお断りせざるを得ないという状況があり得るかもしれないと発言するなど動揺を誘っている。この問題の対応が政府・与党の沖縄基地問題検討委員会に一元化されていない現状についてどのように考えるか

 「いや、もう一元化されているんです。いろんな発言がありますけど、何も決めているわけではありません。その中で憶測でいろんな声が出ているということでありますが、政府としてアメリカと交渉しているわけでも、まだ沖縄のみなさんともお話申し上げているわけではありません。いろんな憶測が出ているだけの話です。私どもとすれば、5月末までに必ず決めるという方針通りに動いているということでありますから、動揺というものが極力抑えられるように政府としても努力しなきゃならんことは言うまでもありませんが、私どもとして沖縄のみなさんにも理解いただき、アメリカのみなさんにも日米の安保の中で、理解が得られる、そういう解決を必ず行うと。その決意であります」

【所得税】

 −−最近、海外のプライベートバンキングなどを使った税逃れの摘発が相次いで問題となっているが、菅直人財務相も所得税の累進制をこれから見直していきたいと発言するなど、こうした問題が今後課題になると思う。首相は富裕層が納め甲斐を持って納税してもらうためにはどのようにすればいいと考えるか

 「納め甲斐?なるほど。私は所得税の議論というのはね、大変重要な議論で、税調が税調の中で、また、次の税制改正に向けて次の大きな議論が始まったということは、これは、税こそ政治だと思いますし、政治は税だとも思っておりますから、真剣に行ってまいりたいと。その中でもやはり、所得税のあり方、特に富裕層、お金を持っておられる方の所得税の議論というのは、これは1つあり得る話だなと思っております。ただ、あまり私からこの件、1つ1つに対して今、申しあげる立場ではないというか、申しあげるタイミングではない。そのように思っていますから、この程度に申しあげておきます」

【高校授業料無償化】

 −−朝鮮学校を高校無償化の対象外にした場合は首相の友愛精神に反するとは考えないか

 「うん…。まだ、これ、結論が出ていませんからね。したがって、こうなった場合という話はなかなか論じられないと思いますが、私どもとして、国交の、しかしながら、ない国とね、国交がない国だからどういう教科内容かも調べようがないという中で、同じように扱うということが、この日本の国民のみなさんにとって望ましいかどうかという議論は行わなければいけないと思います。そういう中でどういうふうに結論するか、決めてはまだいませんが、やはり、基本的、常識的には日本人と、それから国交のある国の方々というものが優先されることはそれほど無理のない話ではないかと思います。ただ、友愛というのは体制の違う、そういった国々とも、だからといってけんかをするということはふさわしくないという思いは当然あります」

【外国人参政権】

 −−外国人参政権についてうかがいたい。原口一博総務相が永住外国人の地方参政権(選挙権)の付与法案について、政府提案はなかなか難しいと今日の記者会見で発言した。首相も同じような認識か。もしも政府提案が不可能な場合に、民主党代表として議員立法を推進するということを指示するか

 「原口大臣が担当の大臣として思いを述べられたかもしれませんが、まだこれは、政府提案をしないということではありません。やはり、その背景の中にはですね、いわゆる選挙にかかわる話ですから、これはむしろ、各党が議論をしながら議員立法でやるべきではないかという筋論があるのは事実だと思います。ただ、その方向に決めたわけではありませんし、やはり大きな問題ですから、政府でしっかりと議論をするべきだと思っているところもあります。したがいまして、決めているわけではありません。与党3党の中で意見のすりあわせというものが、まだ必ずしも十分に行われていないと思いますから、こういうことも含めてこれから詰めていく必要があろうかと思います」

【寄付税制】

 −−「新しい公共」に関連して、首相がNPO(民間非営利団体)などの税制の早期のとりまとめを指示したが、首相は具体的にどういった税制を考えているか

 「私は、まずNPO法人の多くがですね、大変新しい試みをされているにもかかわらず、なかなか財政的には厳しい状況が続いていると、したがってそういったいい仕事をされているNPOの方々に対して寄付をするような時に、その寄付がしやすい環境を整備すると、それは税制で出来るんではないかと、私は税額控除というものもそのなかで考えるべきではないかということを指示したところでありまして、そうなると決めたわけではありませんが、それがひとつの有力な提案であるのではないかと、真剣に検討して欲しいということを申し上げたところです」

 −−国民が好きなNPOに寄付すると税額控除が受けられるとか、そういったことを想定しているか

 「例えば、そういうものもあると思いますが、どういう仕組みにするかと、あるいは税額控除になるのかならないのかということは、これはかつてから、もう10年以上前からですね、議論しながらなかなか、これは役所の壁を破れなかった議論であります。ここは新政権ですから役所の壁などないという発想のなかでいきたいと思っておりまして、これは新しい時代の幕開けに相応しい税制だと、私はそのように考えておりまして、なんとしてもやりたいなと、そう思ってます」

【関連記事】
浅田の銀メダルを祝福 首相「韓国、強いね」
頭に血がのぼった首相「私にも答えさせて!」
小沢氏の国会説明で首相「本人に任せる」
朝鮮学校の無償化で首相「結論が出ていない、検討中」 中井氏は改めて反対
川端文科相、慎重姿勢崩さず 朝鮮学校の無償化問題 

津波警報解除まで「なお数時間」…気象庁(読売新聞)
「調書訂正、聞き入れられず」=元係長、検事の作文と改めて主張−郵便料金不正(時事通信)
普天間移設めぐり閣僚間の調整不足露呈(産経新聞)
ナゾの深海魚、日本海沿岸に続々漂着(読売新聞)
がんの情報提供、「上から目線」から「患者目線」へ(医療介護CBニュース)

【追悼】ディック・フランシス 文芸評論家・池上冬樹(産経新聞)

 ■内面ドラマとしての冒険小説

 現役作家の世界最高のミステリー・シリーズは何かときかれるたびに、僕はここ20年ずっとエド・マクベインの87分署シリーズとディック・フランシスの競馬シリーズをあげてきた。(1)ミステリー史に残る傑作・秀作を多数書いている(2)ジャンル(エド・マクなら警察小説、フランシスなら冒険小説)をうちたてた(3)ベテランになっても凡作がない(4)マンネリに陥らずに新しいものに挑戦しているという4点から新作を楽しみにしていたのに、マクベインは2005年に亡くなり、今度はフランシスだ。

 フランシスは、もともと競馬の騎手として全英チャンピオンになり、王室の持ち馬にも騎乗するほどの名誉にも輝いた。引退後は新聞の競馬担当の記者となり、自伝『女王陛下の騎手』(1962年)を上梓(じょうし)し、同年に小説『本命』を発表する。そのあまりの巧(うま)さにゴーストライター説まで流れたが、第2作『度胸』(64年)は絶賛の嵐だった。“もはや、なぜ偉大なジョッキーがこのような優れた小説が書けるのかと問うよりも、素晴らしい作家がなぜこれほど競馬に詳しいのかを問うべき”と評されたのはあまりに有名。

 以後、作者はおよそ年に1作のペースで、競馬周辺のミステリー、通称「競馬シリーズ」を発表してきた。シリーズ名が災いして、手を伸ばさない読者がいるけれど、競馬に関心がない読者も十分楽しめる。いや、競馬に関心がない読者がほとんどであるがゆえに、世界的なベストセラーになっているほど。

 そもそもシリーズでは、毎回物語の舞台とヒーローの職業が異なる。自殺願望のスパイ(『血統』)、義手の調査員(『大穴』)、厩(きゆう)務員に身をやつす牧場経営者(『興奮』)、寝たきりの妻をもつ競馬記者(『罰金』)、玩具製造業者(『重賞』)、銀行員(『名門』)、6人の子持ちの建築家(『決着』)といった具合(以上は僕の個人的ベスト7)。

 人気の大きな理由は、不撓(ふとう)不屈のヒーロー像と、読み始めたらやめられないストーリーの面白さにあるだろう。迫真的なアクションがあり、謎解きの興趣があり、人間ドラマがある。特に素晴らしいのは、波乱に富む本筋を裏側から支える人間ドラマ、すなわち家族愛・友情・恋愛といった脇筋が豊富である点だ。

 冒険小説史的にいうなら、それまでの歴史的事件、または秘境や海洋上での困難を乗り越える頭脳と肉体による障害競争的な冒険小説ではなく、ヒーローの精神的な試練としての事件があり、それを乗り越える内面ドラマとしての冒険小説を作り上げた。

 その小説の充実ぶりと現代性は誰もが認めるところで、『罰金』『利腕』『敵手』でアメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長篇賞、『興奮』で英国推理作家協会賞シルヴァー・ダガー賞、『利腕』でゴールデン・ダガー賞と米英の2大ミステリー賞を獲得している。

 執筆の協力者でもあった妻メアリを2000年に亡くしてシリーズが途絶えたが、長年シリーズのリサーチを担当していた息子フェリックスの協力を得て06年に『再起』で復活、翌年の『祝宴』から息子との共作となり『審判』『拮抗』と続いていた。

 フランシスが亡くなっても、血沸き肉躍る本筋に感動的な脇筋を織り込んだフランシス作品は、多くの小説ファンをいつまでも夢中にさせるだろう。世界最高のミステリー・シリーズ、優れた小説の宝庫であることに変わりはない。

高校無償化の問い合わせ目立つ 全教の緊急電話相談(産経新聞)
京都市主任を収賄容疑で逮捕=工事に便宜、業者から20万円−府警(時事通信)
<チリ地震>100〜150年間隔でM8超…チリ中南部沖(毎日新聞)
内閣人事局、4月に新設=公務員法改正案を決定−政府(時事通信)
「厚労省は新型インフルへの対応の総括を」―黒岩氏(医療介護CBニュース)

長崎知事選受け自民、「政治とカネ」で攻勢へ 22日から審議拒否(産経新聞)

 21日投開票の長崎知事選で自民、公明両党が支援する候補が与党推薦候補を破ったことを受け、自民党は鳩山由紀夫首相や民主党の小沢一郎幹事長の「政治とカネ」の問題を徹底攻撃していくことを決めた。大島理森幹事長は同日夜、石川知裕衆院議員辞職勧告決議案の採決と鳩山首相の偽装献金事件をめぐる実母らの証人喚問、さらに小沢幹事長の証人喚問を求め、与党が応じない限り平成22年度予算案の審議を22日から拒否する方針を表明した。

 大島氏は21日夜、報道機関の当選確実の情報を受けて、党本部で記者団に対して、「長崎知事選とはいえ、鳩山首相や小沢氏の『政治とカネ』の問題、強引な国会運営、マニフェスト(政権公約)違反と、政治の道義的責任、説明責任に対する問題意識に国民が審判を下した」と述べ、鳩山政権への不信が高まった結果だと強調した。

 その上で「選挙で出た要請にこたえる義務がある。国民の思いこたえることこそ、喫緊の政治の課題だ」と述べ、小沢氏の証人喚問などに応じるよう与党側に強く求めた。

 また、北海道教職員組合による小林千代美民主党衆院議員側への違法献金事件も追及していくことを明らかにし、「政府・民主党が(要求に)こたえない限り、予算案を粛々と審議するわけにはいかない。明日から戦わないといけない」と訴えた。

 自民党は22日朝に役員会を緊急に開き、今後の国会対応を正式に決める。ただ、来年度予算案の年度内成立が確実な情勢にある上、与党は週明けから子ども手当や高校授業料無償化のための関連法案の審議入りを始めることにしており、与党ペースの国会審議を突き崩すのは容易ではない。審議拒否には、共産党だけでなく公明党も否定的で、自民党単独になりそうだ。

【関連記事】
負けたら小沢進退問題 民主、地方選でなりふり構わぬ異例人事
小沢ショック直撃!長崎県知事選で民主苦戦 進退問題再燃も
プロレスラーの大仁田氏が立候補 長崎知事選
大仁田厚氏、知事選出馬を否定せず
長崎知事4選出馬断念を正式表明 後継指名は否定

【日本で働きたい インドネシア人看護師の挑戦】(上)のしかかる言葉の壁(産経新聞)
大型トラックが衝突、軽ワゴンの3人死亡(読売新聞)
ネズミがコードかじる?豚舎全焼、375頭焼死(読売新聞)
自民党、審議復帰を決定(産経新聞)
北教組裏金 「委員長らから1600万」 小林陣営の会計担当供述(産経新聞)

予算案の成立 年度内にめど(産経新聞)

 衆院予算委員会は17日、平成22年度予算案採決の前提となる中央公聴会の24日開催を与党の賛成多数で決めた。予算案の衆院通過は、与党が目指した2月中から3月初旬にずれ込む見通しとなったが、年度内成立にはめどがついた。一方、自民党は鹿野道彦委員長(民主)の解任決議案を提出し抵抗を強めている。

 民主党は17日の予算委理事会で24日に中央公聴会、22、26両日に集中審議を行う日程案を野党側に提示した。3月1日に予算案を採決し衆院通過を図る。その場合、予算案は憲法の規定で参院送付後30日で自然成立するため、年度内成立が決まる。

葛西、越らに同世代がエール 「一発ガツン」輝けアラフォー期待 (産経新聞)
<自民党>中川秀直元幹事長が勉強会 郵政改革法案阻止で(毎日新聞)
「やったぞ」地元沸く…長島「銀」・加藤「銅」(読売新聞)
27都府県、単独事業増加…国の補助事業削減で(読売新聞)
98独立行政法人を原則廃止…行政刷新相(読売新聞)

「検察の裏金」調査する=行政評価使い、けん制球? −原口総務相(時事通信)

 原口一博総務相は17日、行政評価の一環として、検察の会計経理の状況を調査するよう16日の政務三役会議で副大臣や政務官に指示したことを明らかにした。17日開かれた同省の行政評価機能強化検討会でのあいさつで「検察の裏金も全部オープンにするように(行政)評価しなさいと言った。聖域なくしっかりやる」と述べた。
 同相は会合後、記者団に対し「新政権になり今までのあかを全部流さなきゃいけない。その調査をちゃんとやりましょうと。与党、野党から政府に求めが来ている」と強調。政治とカネの問題で鳩山内閣の支持率が急落する中、関連する捜査を続けてきた検察当局をけん制したとも取れ、波紋を呼びそうだ。 

【関連ニュース】
ポスト鳩山を狙う"ラグビーボール"原口総務相
舛添、菅、塩崎氏らが勉強会=自民に新グループ?
枝野氏と「意見は一致」=出先機関の職員削減方針で
自治法改正へ分科会=国・地方の役割や会計制度で
次官から部長を同格=政治主導で「降格」容易に

糖尿病性腎症の関連遺伝子を発見―理研(医療介護CBニュース)
夫婦別姓「前から賛成」=鳩山首相(時事通信)
クルーズ船 世界最大級「クイーン・メリー2」が長崎寄港(毎日新聞)
橋下知事“空港維持”豊中市長を批判 廃港派選挙応援は撤回(産経新聞)
子ども手当は無駄削減で=行政刷新相(時事通信)

アリバイづくりの“小沢氏への進言” 首相、指導力発揮できず(産経新聞)

 鳩山由紀夫首相が18日、ともに政治とカネの問題を抱える民主党の小沢一郎幹事長に電話で「国民への説明」を促したのは、前日の党首討論での公約を守るためだ。ただ、どのような形で説明責任を果たすかは小沢氏に任せ、同氏の回答も明らかにしなかった。進言をしたという「アリバイづくり」の側面が強そうだ。

 現職の衆院議員を含む3人の秘書や元秘書が起訴された政治資金規正法違反事件についての説明不足に野党側は態度を硬化させ、小沢氏らの証人喚問を要求している。首相も、17日の党首討論で「国会で判断するべきだと思うが、私からそのことを進言することは十分にあろうかと思う」と語り、国会の場での説明を進言する考えを示した。

 18日の小沢氏への電話で、首相はこの公約を一応は果たしたことになる。ただ、党首討論でたんかを切ったのとは裏腹に、民主党の最高実力者である小沢氏に対して「説明責任」を求める姿勢は、完全に及び腰だった。

 「先ほど電話で進言をいたしました。うん。私の方から『党首討論でこういう話をいたしました』と申したところです」

 記者団から「いつ進言するのか」と尋ねられた首相は、こう語った。

 だが、説明の場について聞かれると「いろんな場」としか答えられず、電話での進言に対する小沢氏の回答も明らかにしなかった。「進言」は首相の指導力発揮の見せ場にはならなかったようだ。

【関連記事】
首相、労組との関係「応援は感謝するが…」
衆院予算委、「経済・外交」で集中審議へ 小沢氏招致は×
首相が小沢氏に「お互いに説明尽くす努力を」
負けたら小沢進退問題 民主、地方選でなりふり構わぬ異例人事
“小沢LOVE”で一線越えた? “腰巾着”がアレ宣言

<国母和宏選手>服装問題で「極めて遺憾」文科相(毎日新聞)
<福知山線脱線>検審、遺族と検察官から聴取へ(毎日新聞)
北教組裏金 「委員長らから1600万」 小林陣営の会計担当供述(産経新聞)
バス接触の女性死亡、運転士を逮捕 大阪(産経新聞)
同僚の妻の交通違反もみけす 警部ら8人書類送検 警視庁(産経新聞)

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。